ワンコの涙やけ問題 原因編

ワンコには特有の問題、涙やけがあります。

目次

涙やけとは?

涙腺・鼻涙管

涙腺(涙を作るところ)から分泌された涙が目を潤します(乾燥防止)。涙は内眼角(目の内側)から吸収され、鼻涙管を通って鼻腔へと流れていきます。涙は乾燥を防いだり、角膜に酸素や栄養を与える重要な役割を持っています。鼻腔へ流れた涙は外鼻孔から外に出てワンコの鼻を湿らせます。

お鼻は涙で濡れている

この構造は人も同じです。ただ、人の場合には鼻腔から咽頭へと涙が流れるため、外に出ることなく飲み込んでしまいます。

涙が溢れる状態

内眼角から涙が鼻涙管にうまく流れないと涙が溢れてきてしまいます。涙にはナトリウムやカリウム、油分やそのほかの成分が含まれていますが、これが貯留すると、酸化したり、細菌感染を起こしたりすることになります。これがいわゆる涙やけという症状になります。

白い子は特に目立ちやすく、目の周り(特に目の下)が赤く変色してしまうようなことがあります。うちのワンコでも毛が黒っぽく変色してしまいました。さらに一時期は痒そうにしている動作も見られてました。

原因は?

涙の量が増えてしまった場合と涙が外に流れていかない場合、涙の成分に異常がある場合の3パターン(ざっくり)がある思われます。

  • ストレス
  • 目の異物など
  • アレルギー反応
  • 鼻涙管閉塞
  • 体調不良

何が原因なのかはしっかりと獣医さんに診てもらうべきですが、改善できることがないかまずは飼い主がチェックしていきます。

キラキラのお目々を守らないと・・・

対処法

飼い主がまずできる方法として・・・まずは体のチェック

をチェックする

異物がないか、結膜に異常はないかを見る。トリミング後などに毛が入っていることがあるので注意です。入っていた場合には無理に取らないこと。もしワンコ用目薬があるならば(ヒアルロン酸など)流してあげて良いですが、取れなければ獣医さんに診てもらう方が良いと思います。

体の他に異常がないか確認(お鼻の具合、皮膚の状態、食欲はあるか

アレルギー反応の場合、体の他の部分に症状が出てきます。またアレルギーでなくても、他に病気がないかチェックします。

見て確認、触って確認

その上で局所のお手入れを。

涙を優しく拭く

コットンガーゼと涙やけ用のローションがおすすめです。

鼻涙管のマッサージ(優しく撫でてあげる程度)

サプリメントの利用

うちのワンコはクランベリーが効きました。

涙やけをなくすために

ネットで検索すると、いろいろな商品もあります。もちろんお試しも大切ですが、まずは原因チェックをしてみると、意外な解決法があったりもします。

うちのワンコに効果のあったローションやクランベリーサプリについてはまた後日まとめたいと思います。

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