日焼けの話

ワンコと一緒に暮らすようになってから、自分の身体にいくつか変化がありました。

主にお散歩による効果です。

以下、良い?変化と悪い?変化です

  • 大腿四頭筋に筋力がついた(特に大腿直筋)
  • 上腕に筋力がついた(上腕二頭筋)
  • 朝早起きになったので、夜はすぐ眠くなるようになった

大腿に関してはもう少し内側に筋肉がつけるようになりたいと思っています。

前にだけに筋肉がついてしまったので、ちょっとアンバランス・・・。今後、可能な限りで調整したいと思っています。

  • 日焼けした

日焼けは久々に会った人にも良く指摘されるようになりました。自分ではしっかり、日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗って散歩していたつもりでしたが、足りなかった模様です。

塗り方について復習しがてら「日焼け止め」についてまとめてみました。

肌の色を白く保つ方法には、トラネキサム酸をはじめとする内服による方法、いわゆる白玉点滴(グルタチオン)、レーザー治療などもあります。実はこれらも試したことはあるのですが、今回は最も手軽かつ基本的な予防、日焼け止めについてです。

目次

日焼け止めの必要性

紫外線を受けると、当然「日焼け」(suntan)をします。また酷い場合にはsanburnの状態となり、ヒリヒリしたり皮が剥けたりと、要するに「火傷」の状態となってしまいます。また慢性的に障害を受けることにより、シミくすみ、シワたるみといった女性にとって好ましくない症状が発現してしまいます。

太陽光線には、紫外線B波(いわゆるUVB)、紫外線A波(UVA)、可視光線、赤外線が含まれます(波長による分類)。

UVAは95%と紫外線のほとんどを占めるもの、これは肌の奥(真皮)まで入り込み、コラーゲンなどを破壊します。シワたるみの原因となっています。

一方、UVBは紫外線のわずか5%程度で量は少ないものの、シミくすみの原因となりうるものです。

UVAとUVB

はっきりと日焼けの症状が出ていなくても、長期的に紫外線は細胞組織のDNAに損傷を与えること、酸化ストレスを引き起こすことが知られています。いわゆる老化現象ですね。嫌だ!

そこでUVBとUVA両方をしっかりとブロックする必要があります。

ビタミンDとの関連性

UVBが皮膚に当たると、ビタミンD(正確にはビタミンD3)が生成されます。ビタミンDは大切な成分です(過去記事参照)

ならば日に当たった方が良いかというと、老化現象の方が嫌だなと思ってしまいます。サプリや食事による摂取で良いのではないかと個人的には思います。

SPFとPAって?

日焼け止めを選ぶ際の大切な数値、SPF・PAがあります。何となく高いものを選んでいると思います。

SPF=UVB防御指数

SPFとはsun protection factor(UVB防御指数)

SPF=塗布部位のMED(minimal erythema dose;最小紅斑量)/無塗布部位のMED

という計算式により求められます。

サンスクリーン剤を塗った部位と塗らない部位にUVBを当てた場合、何倍の強さのUVBを当てると同じように赤くなるか(紅斑)を示しています。すなわち、SPF10であれば、その日焼け止めを塗った部位を赤くするには(UVBが皮膚に当たっていると評価するには)10倍の強さのUVBを当てる必要があるということになります。

1-50の数値で表され、50以上のものは50+と表現されます。

PA=UVA防御指数

PAとはprotection grade of UVA(UVA防御指数)

PA=塗布部位のMPPD(minimal persistent pigment darkening dose;最小持続型即時黒化量)/無塗布部位のMPPD

という計算式により求められます。

すなわち、UVAと同様、日焼け止めを塗った部位が塗らない部位に比較してどれだけ黒くならないかということを示しています。こちらはなぜか4段階にざっくりと分類されており、+〜++++と表現されております。

選び方

よく言われている選び方は

SPF50+、PA++++はレジャーで。

日常は

SPF15-30 PA++

確かに「強い」日焼け止めは肌にも負担が大きいので、逆に荒れてしまったりというデメリットがあります。日常レベルをこまめに塗ることが正解なのかもしれません。

塗り方(ここ一番大事)

今回、私がお散歩の時に日焼けしたのはここの塗り方(使用量と使用頻度、使用箇所)を間違えていたためです。

使用量について

上記の検査は実はだいぶ厚塗りで行われています。

この量は一般人の日焼け止めの使用量はこれら検査時の1/2以下であるという報告があります。すなわち、せっかくSPF20 PA++の日焼け止めを塗っても、SPF10 PA+の効果しか得られていない可能性があるという事です。

使用量の目安が日焼け止めには書かれていますが、実はこれは効果を担保できる記載ではないようです。

「ホイップクリームをケーキに塗るように」というコメントをみた事がありますが、おそらくこれが正解なのでしょう。少なくとも2度塗りは必須です。

イメージ像

使用頻度について

汗や衣類への付着により、どんどんと日焼け止めは落ちていきます。

もちろん屋内であっても紫外線は届きますので、どんな時にも塗り直しが必要です。そして有名な話ですが、冬でも紫外線は攻撃の手を緩めません。また照り返しという手もあります。

もう曇ってきたからいいかではなく、常に「2時間−3時間ごとの塗り直しが必要」だと考えます。

屋内にいる時でも塗り塗りを繰り返すべしということです。

私の場合は夕方の散歩でだいぶ焼けてしまったのではないかと思っています。朝しか塗っていなかった・・・。わかっていたのに・・・。

使用箇所

顔面のみならず、耳のうしろ、首、首の後ろ、腕、足などにも必要です。サンダルの時の足など忘れがちです。

私はこの夏完全にこれで焼けました・・・。

全身どこに紫外線が当たっても炎症が起き、メラニン細胞が刺激されますので日焼けや肌老化は起きます。体はまあいっかと思わすにしっかり塗らなくてはなりません。

*目からの日焼けの話もあります。目の老化だけではなく、体への影響もあることは知られています。目に日焼け止めは塗れませんのでサングラスの使用が必須ですね。

おすすめサンスクリーン剤

スプレータイプもいくつか試してみましたが、やはりクリームタイプがしっくりときました。

資生堂Anessaやビオレは定評があり、使いやすいと思います。

ちなみに、日焼け止めの顔用・体用は単なる表記のであり、実際には中身が変わらないという話をとある日焼け止めの開発に関わる方から聞いた事があります。もちろん美容液成分など明らかに含まれているものもあるので、一概には言えませんが。メーカーによっても違いがあると思うので、成分表示はしっかりと見るべきだと思います。

今から頑張って日焼け止めを塗っていきたいと思っています。

日焼け止め大事だね
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