ビタミンC

美肌を目指し、ビタミンCをこまめに摂取しています。積極的に取り始めてからなんとなくお肌の調子は良さそうです。ビタミンCのサプリや点滴についてまとめてみました。

目次

ビタミンCの作用

別名アスコルビン酸

美肌を目指すにはもはや避けられないビタミンの1つです。サプリで摂取している人も多く、なんとなくレモンが思い浮かびます(口の中がすっぱい・・・)。

ビタミンC欠乏による病気、壊血病はもはや日本ではお目にかかることはなく、ドラマや映画の中のお話です。粘膜出血したり、出血痕がたくさんできたり・・・奇病と言われていたのもよくわかります。

最近最も注目されているのは抗酸化作用ですが、そのほかにもコラーゲンの生成・鉄吸収の促進という重要な作用があります。

抗酸化作用:風邪の予防と治療???

体の「酸化」に立ち向かう

体の錆びつきを防止する抗酸化作用。抗酸化ビタミンと言われるものにビタミンCとビタミンEがあります。

ビタミンCは生体内で最も強い抗酸化物質だそうです。

還元型ビタミンCは体内で発生した過酸化酵素と反応し、自らが酸化されやすい性質を利用して、過酸化酵素を消去してくれる役割があります。

ビタミンEと協調することも知られております。

風邪をひいて病院に行くと、昔はビタミンCがセットで処方されておりました。ただ、残念なことに、ビタミンCに風邪の予防・治療効果は認められていないよう・・・Prevention and treatment of the common cold: making sense of the evidence

風邪をひいたら・・・各家庭の決まりあり

それでもなんとなく調子が悪いと、ビタミンCをせっせととってます。

コラーゲン生成:美肌効果?

コラーゲンとは・・・結合組織を維持するタンパク質のことをいいます。このコラーゲンを生成するために必要な補酵素の1つがビタミンCとなります。

コラーゲン自体の摂取はまた別の話。

美肌維持のためにはこのコラーゲンが欠かせないことになります。ビタミンCが不足すると、美肌どころか結合組織がうまく機能しなくなり、これが口腔内の出血や皮下の出血が起きてしまします(壊血病)。

鉄の吸収:貧血

ビタミンCは鉄の吸収を促進します。

鉄の供給が不十分であっても貧血は起こしますが、ビタミンC不足でも鉄がうまく体内に吸収されないことになります。ビタミンCを摂取することで、鉄を吸収しやすい還元型に変換し、吸収をスムーズに行うことになります。

潜在的な鉄欠乏性貧血はかなり多いとされています(特に女性)。ヘム鉄とともにビタミンCを取るのが効率的なようです。

意外と隠れた貧血は多い

ビタミンCの摂取

必要摂取量

普通に食事をしている日本人が大幅に不足することはほぼないと考えて良さそうです。

ちなみにレモン1個分は20mg, グレープフルーツ1個では80mg、ブロッコリー(生)140mg程度のビタミンCが含有されています。野菜果物を食べないという食生活の場合には、不足しやすいということになります。

そして野菜の食べ方も大事です。「調理損失」があるので、「煮る」より「蒸す」が良いとされています。

ビタミンCたっぷり!

10mg/day程度の少量でも壊血病は予防できますが、有効な抗酸化作用のために必要な推奨量は100mg/dayであり、必要量は75mg/day(女性の場合)とされています。

水溶性ビタミンであることから、余剰分は尿に流れてしまうという特性があり、一時的に大量に摂取しても貯蔵はできないので、こまめで効率的な摂取が必要となります。

サプリメント、ドリンク

また消化、吸収という過程を経ることから吸収がより効率的なリポソームビタミンCというサプリメントもあります。リン脂質でできたカプセルの中にビタミンCを閉じ込めることにより、吸収率をUPするものだそうです。

また、ドリンクとしてビタミンCも取れるものとして、さんざしドリンクがかなりおすすめです。

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美肌効果・皮膚との関係

内から、外からのビタミンCが有効的?

皮膚は表皮、真皮、皮下組織からなりますが、それぞれの細胞にもビタミンCが作用しています。

表皮細胞に含まれるビタミンCは紫外線によるいわゆる「光老化」に対して抗酸化作用で対抗します。皮下組織に含まれるビタミンCは繊維芽細胞に多く含まれ、コラーゲン生成に役立っています。

レモン○個分のビタミンCという言葉に弱い

ならば、外からのビタミンCが有効なのではないかと思われますが、ビタミンCをそのまま経皮的に吸収することはできません・・・。

まずビタミンCは空気中ですぐに酸化されてしまい、抗酸化力がない状態になります。また水溶性のため、油性の皮膚表面を通過することができません。

そこでよく聞く「ビタミンC誘導体」。現在化粧品でビタミンCをうたっているものはほぼ全てこの「誘導体」になります(誘導体にも種類があります)。

しっかりと補給してあげれば、お肌にはかなり有効と思われます。

高濃度ビタミンC点滴について

抗腫瘍効果は研究室レベルではあるとされているそうですが、ヒトを対象とした臨床研究ではまだこちらは確証が得られていないようです。抗腫瘍効果のあるビタミンC血中濃度はかなり高い。1、2回の高濃度(25g 50g)ビタミンC点滴では全く足りないようです。

さらに、アンチエイジングに関してのはっきりとしたエビデンスもありません。ただ、アンチエイジング目的に高濃度ビタミンC点滴を推奨されているクリニックも多く、実際に「効果あり」との感想もあるようです。プラセボの可能性は否定しきれませんが・・・。

ビタミンC点滴っていうだけで体に良さそう・・・

悪いことはないが、はっきりしたアンチエイジング効果はまだ不明といったところでしょうか。

実は、私は過去、何回か受けました・・・投与時には血管痛がありましたが、特に他の作用はなし。

効果として・・・

次の日の疲労感はかなり軽減されました。また肌荒れも翌日改善されたと実感しました。翌日のもちもち感はありました。ただ残念なことに長続きはしない(仕方ない)。そして、かなり高価なので(1万円〜)とても推奨回数はできません・・・効率的な摂取であれば、普段の食事・サプリメントが効率的かなと今は思います。

継続大事

何事も継続は力なりということで、今年の夏はビタミンCをどんどん取り入れようと思います。

効果が目に見えれば面白いのですが・・・

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