ワンコと人の関係性(主従関係?)

これまでのワンコと人との関係性はいわゆる「主従関係」として扱われてきました。

もともと犬の祖先であるオオカミが群れの中、1頭のボスとその他で構成されているという見方から犬もそうであろうという推測によるものです。

カッコ良い・・・

実際、今でも「主従関係」を教え込む必要があることを強調した犬の本もたくさんあります。

しかしながら

そもそもオオカミが主従関係を強調する生き物だというところの前提から誤っているという可能性が指摘されています。これはオオカミを人が人工的に飼育し、観察した結果でみられた光景です。飼育下では血のつながりのないオオカミたちが一緒に暮らすことを強要されており、その中で順位争い、ボス争いが起きています。

自然界では、オオカミは夫婦とその子供たちの群れで動いているといわれています。その中ではお父さん、お母さんが子どもたちの世話をして、協力して暮らしていくという姿がみられるそうです。オオカミも愛情深い動物ですね。家族としての単位で動き、子どもたちは他の兄弟犬と協力したり、時に喧嘩をしたり、そして学んでいきます。成人になれば巣立ちをして、また自分が群れを作るそうです。人とよく似ていますね。

可愛い

ワンコもオオカミ同様、周囲を見て家族と協力していこうとする動物です。

彼らは人が大好きですが、それは主人だから好きなのではなくて、愛情をかけてくれる「親」「家族」と思っているのではないかと思います。つまり、人とワンコは親子関係です(夫婦関係もありか?)。

親子関係だとしても、飼い主が親、犬は子ども。だから親の言うことは子どもは聞かなくてはいけない。ご飯は人が先、ベッドには昇らせてはいけないなどなど、各家庭でルールを作ることは決して悪いことではないと思います。

そもそも人が作っている社会に彼らが適応していくためには、人のルールを教えなければなりません。

甘やかして何も教えないというのはただの虐待だと思います。ネグレクトですね。

とはいえ、「しつけ」として厳しくすれば良いと教えるようなしつけ本には全く共感できません。ワンコたちの特性をよく理解した(理解しよう頑張った)上で、親としてどう教えれば良いのかを考えるべきだと思います。

もし何かを習得できない(トイレを失敗する、散歩で引っ張ってしまう、「無駄」(人にとって無駄なだけ)吠えしてしまうetc)のであれば、それは人の教え方や対応が100%悪いのだと基本的には思います。

ワンコを擬人化するのは楽しいですし、可愛がるほどそうしてしまいがちですが、彼らはです。人間ではありません

ワンコたちの特性を考えて、人のルールをどう教えたら理解してくれるのか(そう振る舞ってくれるのか)真剣に考えて向き合うべきだと思います。

例えば、無駄吠えといいますが、彼らにとって「無駄」ではないはずです。人が勝手に無駄と判断しているだけです。ワンコは何か理由があって、吠えているのです。それを止めるのであれば、その理由を理解して、その行動を回避するようにこちらが努力しないといけないと思います。

ワンコは周囲を見て学ぶ動物です。必死にこちらに耳を傾けてくれています。彼らから学ぶこともたくさんあります。一緒に暮らすことを決意した以上、こちらも100%でワンコに接していきたいと思います。

いつもありがとう!

参考のため、色んな本を読んでいます。百聞は一見にしかずなので、実際には向き合わないとわからない事ばかりですが。。。面白かった本、今でも読んでいる本のリンクを後日貼りたいと思います。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次