まさか我が子が救急外来を受診することになろうとは…
色々と考えさせられた1日でした。
1日の経過
朝から感じた違和感
実は朝からワンコの様子が少し変でした。甘えん坊モード発動。
前日は休日で、1日ずーと一緒に過ごした後だったので、離れるのが嫌なのかなぁと考えてました。
朝の便も尿も問題なさそう。散歩もいつも通りにできるのを確認。ただ何となくいつもと違うので、通っている幼稚園に申し送りして様子を見てもらうことにしました。
帰宅後のお散歩で・・・
帰宅後、いつもはキャリーケースから飛び出してくるのに何故か飛び出して来ず。。。ん?後ろ足が痛いのか?
幼稚園の先生からは「特に変わらなかった、うんちもおしっこもしている」とのことでしたが…。とりあえず様子を見るためにも夜の散歩に行きました。
お散歩も最初はいつも通りでしたが、何故かとても家に帰りたがりました。
そして後ろを向いているところを飼い主が何気なく後ろから股関節付近をお触りしたところ…
「きゃーん!」
今まで聞いたことのない大きな悲鳴が…!
大きく公園に響き渡りました。
その後は尻尾を丸めて一目散にお家へ。散歩中に尻尾を丸めて歩くなんて滅多にないので、びっくりです。
腹なのか?股関節なのか?脊椎なのか?結石なのか?
自分の知識をフル動員させながら、診察。いろんな箇所を慎重に触って動かしたりしてみますが、全くわからず。
人でもうまく話せない子供の診察は大変ですが、犬はもっとわからない・・・。小児科や獣医のDrは本当にすごいと思います。
帰宅後に時間を置いて、再度股関節〜お腹付近を触ったところ悲鳴!
ワンコは尻尾を丸めてそのままベッドルームに直行してしまいました。いつもなら「早くご飯ちょうだい」なのに…
救急病院受診を決意
まずは電話で確認
都内には動物のための救急病院がいくつかあります。以前から何かあればとチェックしていた病院に狙いを定めます。
ひがし東京夜間動物医療センターに相談することを決め、電話してみました。
症状と受診したいことを伝えたところ、持ち物(かかりつけの診察券)を指定された後、そのまま来てくださいとのこと。優しいお姉さんでした。
車の運転はできるのか・・・
自家用車で行くかは迷いましたが、何かあった時に対応できないと思い、タクシーを呼ぶことに。。。
タクシー代もそこそこかかりますが、この際構ってられません。
ただここで、お出かけ準備をはじめると、ワンコは楽しそうに「あれ?出かけるの?」と尻尾をふりふり。あれ??大丈夫なの?
とてしても、かなり心配ですし、プロに診てもらおう、とそのままおでかけしました。
病院へ到着〜診察
診察あれこれ
運が良かったようで、病院へは1番乗り。夜間に特化した救急病院ですので、20時からの受付だそうです。
清潔で綺麗な病院でした。
症状を再度簡単に伝えたあと、すぐに診察してくださいました。電話で症状を伝えていたので、問診書記入も省略。人の場合、何度も書いたりすることもあるので、これは効率的だなと思いました。
獣医さんに全身チェックしてもらいますが、この時点で先ほどの悲鳴は上がらず。歩き方も普通に戻っている??
全身のチェックはなるほど、ととても勉強になりました。麻痺の有無や反射の有無、ワンコでどうやって検査するのか口頭で簡単に説明しながら診察してくださいました。
大きな問題はなさそうなものの、お腹を触ると少し力が入るということで、レントゲンとエコーをしてもらえることになりました。
結果は・・・
待合室で飼い主はドキドキです。中から悲鳴が聞こえるし(後から聞いたらレントゲン後にケージに入れられたのが気に入らなかったらしい)…
生きた心地がしませんでした。
そしてドキドキの結果は…
多分・・・うんち
うんちでした。
直腸付近に固そうなうんちが溜まっている。
確かに赤ちゃんや小さい子どもでも、便秘がわからず股関節周囲の不明の痛みとして救急外来を受診するケースはあります。
人間もワンコも一緒なのかもしれません。
摘便
そして迷いましたが、診断的治療ということで便を出してもらうことに。再度ワンコは悲鳴をあげつつ、摘便(便を書き出してもらうこと)を受けてもらいました。
便は少なくとも朝は出ていたので(幼稚園でも出ていた記録があり)、便秘というわけではないですが、ちょっと硬めの便が直腸に詰まっていたようです。
感想あれこれ
獣医さん、スタッフさんについて
Drはとても丁寧に診てくださいました。ワンコにもとても優しく、丁寧に接してくれました。
説明もとても丁寧で、画像を参照しながら1つ1つ説明してくれました。多忙な救急外来での対応なのに、とても親切です。夜間の専門病院、大変なこともたくさんあると思います。スタッフの方々には大変頭が下がります。余談ながら自分も人に優しくなろうと決意しました。
疑問が残るが・・・
実は本当にうんちが原因だったのか、釈然としない部分もあります。Drも「はっきり言えませんが…」ということでした。朝から様子が少しおかしかったのも説明つきません。
ただ、ワンコは病院を出ると、るんるん🎵で歩行開始。帰宅時のタクシーの中でお腹や股関節をサワサワしてみますが、お腹に力が入ることもなくなりました。
やはり…うんちが原因だったのか。。。
写真やムービーの重要性
ワンコが痛がったのが一瞬だったり、飼い主が動揺したりしてしまったため、写真を獣医さんに見せることができませんでした。
口頭で伝えても限界があります。「こんな様子でした」というのはムービーが一番だなと思います。次回何かあれば(嫌ですが)、しっかり画像を残したいと思います。
お金の話
救急病院なので、お金はかなり覚悟していましたが、思ってたよりは安かったです。事前に少し高いですという説明もしっかりと受けていました。
これだけの検査と診察をしてもらって、このお値段(3万と少し)ならむしろ安いかなと思いました。
保険も入っていたので、今後請求予定です。
保険は大事ですね。
生き物はいつ何があるかわからないので、ぜひ入っておくことをお勧めします。
結果がわかっても、やはり受診して良かったと思います。人もそうですが、たかが便、されど便です。心配で眠れないくらいならば、しっかりプロに診てもらった方が良いと思います。
反省点
最近、硬いうんちが何回かあったので、ご飯の見直しをしなければいけないかなと思います。
今回の学びは…
改めてワンコの健康に留意しようということ
かかりつけ以外に、緊急時に行ける病院への交通手段、近隣駐車場の有無などを確認しておくこと
様子が変な時には画像を残すこと
この3点でした。
生きた心地がしないというのを久々に経験しました。ワンコが健康で元気でいてくれるのが、何より自分の幸せであることも再認識できました。
しばらくは慎重に経過観察しようかと思います。
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