ワンコについて学ぶ本 ①

ワンコと生活し始めてから、読んでみて役に立ったor面白かった本をご紹介します。

個人的にはワンコとの関係を「主従関係ではなく、親子関係」(過去記事)という考え方に賛同しているので、どうしてもその考え方に近い本を良い本と評価しています。ただ、いずれにしろ科学的な根拠(evidence based)のある本がお勧めです。

しつけ本についてはかなり好き嫌いが分かれるところかと思いますが、一通り読んでみて自分の考え方を確立するのが良いと思います。医学同様、動物行動学や科学も日進月歩の世界ですので、また知識のアップデートは必要かもしれません。

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目次

犬から見た世界

2009年の翻訳本です。著者が犬が大好きなことが伝わってきます。著者のエピソードも所々に綴られているのですが、愛犬家なら誰しも、「うんうん」と肯いててしまうと思います。スケッチがところどころに描かれているのですが、どれも可愛い。内容もしっかりと科学的視点から語られています。あえて言うなら翻訳の日本語に少し抵抗があるので、英語が得意であれば原著の方が良いかもしれません。

犬の科学

2004年の本となります。そのためかちょっと内容的に古いのかなと感じるところもあり。それでも内容的には遺伝的な話がやや中心となっていました。勉強にはなります。こちらの著者もワンコ好きであることは伝わってきます。翻訳本なので、少し日本語が受け入れがたいところもあり。

犬はあなたをこう見ている

この翻訳本の3冊の中では一番好きな本です。2012年と比較的新しいことも影響しているのか、しつけに対する今までのイメージを否定しています。人と犬との関係というところに最も焦点が当てられていると思います。何かを読むのであれば、この本がおすすめです。

犬の能力 ナショナルジオグラフィック別冊

とにかく写真が素晴らしい。そして見やすい、読みやすい。内容は科学的なことも書かれていますが、広く浅く(浅くと言ってもかなり内容的には専門的)、わかりやすいという印象です。たびたび見直しています。

ザ・カリスマ ドッグトレーナー シーザー・ミランの犬と幸せ に暮らす方法55 

アメリカでカリスマ的人気を誇るドッグトレーナーの著書です。とても愛情深いおじさまとは思いますが、どちらかというと主従関係を大切にしている方。そしてイメージ的にはピットブルや大型犬など、アメリカンなサイズのワンコたちを想定しているのかなという印象でした。リーダーシップ理論などは個人的にはあまり好きにはなれませんでした。ただ内容はもちろん絶対の誤りではないのでしょうし、実際に成果も出している方です。しつけの仕方という意味ではとても素晴らしいことが書かれています。また著者の犬に対する愛情はとても伝わってきます。

どんな咬み犬でもしあわせになれる 愛と涙の“ワル犬”再生物語

こちらは日本のカリスマドッグトレーナーさんの本。短編小説を読んでいるかのような本でした。この世の中にはこんな素晴らしい方もいるんだなと思える本です。ぜひ応援したくなると思います。

犬にウケる飼い方

2021年の本というだけあって、内容的にはかなり新しいです。科学的なエビデンスを大切にしており、読みやすいです。犬と人間との関わり、信頼関係を強調したしつけ方法などが紹介されています。文書も読みやすいですし、量も数時間で読めるものなので、ワンコと暮らし始めた時に最初お勧めできる本です。

漫画や小説もお勧めがあります。②に続きます。

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