マグネシウムとは
マグネシウムは人間の体に必須な元素の1つです。細胞内に豊富に存在し、酵素の活性化やエネルギー代謝などに重要な役割を果たしているといわれています。ビタミンDの活性化にも必要と言われています。
カルシウムに関しては現代人の不足がよく取り上げられますが、マグネシウムに関して日常的に問題となることはとても少ないように思います。健常人が採血をしてマグネシウムを定期的にチェックするという習慣はほとんどないですね。
マグネシウムの不足は、筋力低下やこむら返り、頭痛の原因となり得ます。また、エネルギー不足による疲れやすさを感じやすくなるともいわれています。さらに糖尿病や認知症(記憶力低下)との関連性の報告もあるようです。
私の直近の採決の結果は2.1mg/dlでした。基準範囲は2.0-2.6mg/dl、適正範囲として2.4以上を設定していることもあるようですので、やや低値と判断しています。
薬として
医療現場においては、致死的不整脈や気管支喘息、痙攣や子癇(妊娠時の痙攣発作)に対して硫酸マグネシウムを投与する事があります。また硫酸マグネシウムとは異なるものに酸化マグネシウムというものがあり、これは酸化マグネシウムは下剤として知られています(高齢者への漫然投与によりその蓄積がありうるので注意が必要といわれています)
ちなみに、○○マグネシウムというのはいくつかありますが、別物と思った方が良いです。
硫酸、クエン酸などなど。これらは体内への吸収率は異なります。
補充の必要性
美容健康効果のため、日常でのマグネシウムの補充は必須と思います。
ビタミンD同様、7−8割の成人はそものそもの摂取は少ないというデータもあります。わかめやのりに含まれているそうですが、かなり意識しないと摂取は難しそうです。
経口(サプリ)での摂取も有益だと思いますが、経皮的(皮膚から)な補充という方法があるようです(ただし、エビデンスを探してみましたが、大規模な試験は見当たらず口コミレベルなのかなという印象はある)。経皮的な吸収なら直接の筋肉のリラックス効果や美肌効果も得られるんじゃないかと思った次第です。
そこで、お風呂に入れる入浴剤、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)を試してみました。
エプソムソルト
*商品の紹介にアフィリエイト広告を利用しています
どの商品もそこまでの違いはない印象でした。ふるさと納税も利用したので、私は一番上の商品の使用頻度が高いです。
普通のバスソルトよりも多めに入れる感覚です(最初の頃はスプーンで測って入れていましたが、今はだいぶ適当です)。
基本的には無臭なので、香りがついている商品もとてもおすすめです。
ガンガン汗をかくわけではないですが、いつもよりも体が温まる感覚があります。冬にはおすすめ。個人的にはすっきりする感覚と、寝つきの良さは実感できました。
添付文書通りだと、20分くらいは入っている必要があるので、急ぎの時には不向きです(私はお風呂の中でドラマ映画鑑賞をしているので全く苦はありません)。
ソルトと名前はついていますが、塩分は含まれませんので、しょっぱさはなしです。皮膚がピリピリするとかの感覚はありません。
注意点としては・・・使用し始めた頃、お風呂を上がった私をワンコがぺろぺろした事がありました(気をつけていたのに・・・)。結果、次の日にはやはり軟便となりました。人の場合にも飲むと下痢を来す事があります。ワンコに舐めさせないよう気をつけなくてはならないですね。
また時期を置いて採血結果を見てみたいと思います。続ける事が重要だと思うので、しばらくはエプソムソルト風呂を楽しみます。
経皮でのクリームやスプレーもあります。運動後にも良いようなので、また機会を見つけて使ってみようと思います。
コメント