20代女子たちの恋愛事情の漫画です。水戸黄門的な(今で言う半沢直樹的な)勧善懲悪なお話です。可愛い女性たちが男性をぶった切る痛快ストーリー。
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あまり漫画を読む方ではないですが、これは面白くて10冊全て購入してしまいました。この勧善懲悪でスカッとするところが良かったのだと思います。もやもやが残らないので、安心して読めます。そして女性なら少なからず共感できるところも評価の高いポイントなのでしょう。
10年前から連載されていたとのことで、流石に時代遅れとされているような価値観が混ざっています。10年で世の中の価値観はガラッと変わるものですね。
ただ今もこのような考え方を持っている男性も少なからずいるのだろうとは思います。反対に女性も古い価値観の中で生きている人はいる(知らず知らずのうちに自分が染まっている可能性もあるので要注意)。そもそも男性女性で区切るところが古いのかな。
いずれにしろ私が20代の頃には、こんなに痛快に反撃できなかったので、憧れます。
印象に残った台詞として
不倫を誘ってきた既婚男性に対して・・・
「オマエどんだけいい男なんだよ 福山雅治でもねえよ そんなハナシ」
不倫のメリットって何もない、損害賠償されてお金を支払うだけ、社会的にも非難される可能性もあるので馬鹿馬鹿しいだけ、、、そう思っていましたが、なるほど福山雅治でもない(今なら別の俳優さんか)というセリフが賢い!と思いました。
他にも
「男を立てろと言うならそれだけの甲斐性見せな」
逆に
「デザートは別腹」と浮かれる女性に対して
「2段腹の2段目のこと?」
面白い言葉遊び
そしてさらにこの女性のデザート好き、別腹発言をバカにする発言に対してのお返しが
「あなたちが彼女といてもAVみる感覚と同じ。」
「負け組」(今はもう死語ですかね)に対しては
「で、オマエと付き合ったところで何に勝てるの」
他にも色々と突き刺さる言葉あり
「カッコつけ方が浅すぎる」「飛び込みプールだったらそこに頭減り込んでるよね、犬神家状態だよね」
犬神家を知っていれば想像して笑えてしまいます。
家事ができない男性に対して
「自分の生存をそこまで他人に委ねて怖くないの?」
深い発言。家事できない以外にも使えそう。
言葉のチョイスに作者の方の頭の良さが窺われます。
さらさらと読めるので、おすすめです。
誰もが自分が「常識的」と思っていると思います。この主人公が自分であって、まさか揶揄される登場人物にはなっていないと思い込んでいる可能性があります。果たして本当にそうなのか、読みつつちょっと深く考えることもありました。
いずれにしろ面白い漫画です。
ドラマ化もされているみたいです。UーNEXTでも見れそうです(U ~NEXTで漫画も読めそう・・・最近気づきました)。
こんなセリフがサラッと出てくるワードチョイス能力、言語能力を鍛えたいところです。
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